市民コラム:いきいきシニアのオンパレ・コラム!
コラムニスト:吉永 鴻一さん(八王子市在住)
■コラム紹介:
このコラムでは、いきいきと社会貢献や趣味を楽しんでいるシニアの人(たまには団体)を、取材して、市民に紹介することにより、まちに「元気」を伝播していきます。いきいき暮らしているシニアの紹介オンパレード!という意味で、いきいきシニアのオンパレ・コラムとしてみました。
vol.11 愛をもって中学生を叱り、その子たちから慕われる魚住弘隆さん
2009年03月07日
「おまえならできる。自信持てよ!」
「人にしてあげた事はすぐ忘れろ、してもらった事は一生忘れるな!」
多感な中学生たちに、檄を飛ばすのは、川町在住、66才の魚住さん。

長年、育成指導委員や青少対委員などをつとめた。今まで、魚住さんからアドバイスを受けて育った中学生は多いという。不思議なことに、元気あふれる中学生たちは、魚住さんの言うことには耳を傾ける。かなり厳しいことをズバリ言って叱られても、なんやかんやいいながら最後はキチッと聴く。きっと、いまどき、叱る愛情を持って真剣に向き合ってくれるおとなが少ない中で、魚住さんが、その子の将来の幸せを心から祈って叱ってくれていることを感じているのであろう。

最近は、よその子が、ルールに外れたことをしでかしても、注意する市民が少なくなった。ルールを守るという社会性を市民が伝えずに、子どもの教育が効をなすわけがない。この国が安心して住める国に成長していくわけがない。魚住さんを見習う勇気ある人は、今後少しづつ増えていくであろう。
魚住さんは、中学校の学校運営協議会委員、学校支援地域本部委員としても活躍している。学校運営を学校だけに任せず、地域住民も本気を出して加わってほしいという最近の国からの呼びかけに応じたものである。

今や困りごとにあえぐ子どもは多くなった。先生は何とかしたくても、超忙しさやストレスや理不尽な親対応などで、子どもに向き合う時間をとりにくくなっている。
一方、本来は「家庭」や「地域」がになうべき役割まで学校に依頼している市民が増えている。そのような現状を変えていくためには、一人ひとりが国づくりに参加するという「市民主役化」が、必要とされている。
このような中で、八王子では、地域住民が、学校を責めるのでなく自分たちが出来ることを実践し“協働”して、子どもの育ちを応援していこうという動きが静かにうねり始めている。魚住さんは、市内1番目の学校支援地域本部委員として、子ども育成に関わっている。

写真、盆栽、ゴルフなど多趣味だが、最近「かわせみ」の写真を2枚組みにして、近隣中学校の玄関に貼った。「今、飛躍のとき」「必ず成果はある」の添え書きも、悩んでいる子どもたちを励ましていることであろう。
「今の時期、髪を染めないほうがいいぞ!」
かわいい中学生たちがすくすく育つように、今日も 魚住さんの愛の檄がまちを飛ぶ。

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